ドラマ『ファースト・クラス』最終回を見終わってひとこと | やぎおインフォ  
   
               
   

ドラマ『ファースト・クラス』最終回を見終わってひとこと

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フジテレビ×沢尻エリカ、女同士のドロドロフィクション&サクセスストーリーである意味話題だったドラマ『ファースト・クラス』、最終回が終わりましたね。ぼくは最後の最後まで、そのずさんなつくりに対してツッコミしていた記憶しかありません。

関連ポストとして、すでに以下のエントリを投稿済みですので、未読の方はこちらからどうぞ。
ドラマ『ファースト・クラス』を編集者の視点で観てたら「ココが変かも」 が5つあった(その1)
ドラマ『ファースト・クラス』を編集者の視点で観てたら「ココが変かも」 が5つあった(その2)
ドラマ『ファースト・クラス』を編集者の視点で観てたら「ココが変かも」 が5つあった(その3)

最終回のツッコミどころは「不正投票」

雑誌の最終号で、またまた同誌専属モデルMIINA(佐々木希)とERENA(石田ニコル)、2名の人気投票。ここで、ERENAのお父さんが海外で雑誌を大量に買い占め、インターネットで大量投票を行い、見事ERENAの勝利となりましたと。でも、川島レミ絵(菜々緒)は雑誌発売後、同一IPアドレスからの大量投票があったことを突き止め、それを社内上層部に暴露。不正投票だ、不正投票だと大騒ぎしてERENAを糾弾するという展開でした。

これ、おかしいですよね? だって「大量投票、NGなんですか?」というところからスタートですよ。だって、購入者が一票の権利を持つシステムということは、雑誌にシリアルナンバーか何かが付いているということでしょう。その仕組みを採用したら、複数買いの人が出てくるのは当たり前。AKBの握手券と同じシステムですよ。

仮に複数買いの複数投票をNGにするにしても、それならば最初からそうできない投票のシステムを考えるべきです。同じIPからの投票があった場合、システム側ではじくようにするとか、メールアドレスとひも付けて1人1票を担保するとか。

この『ファースト・クラス』、脚本のディテールひとつひとつがしっかりシミュレーションされていなくて、残念な作品です。DVDも出るようなので、放送を見逃した方には、ツッコミ甲斐のあるドラマとしてオススメします。

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