Eclipse Keplerを日本語化したら起動しない(Mac OS X) | やぎおインフォ  
   
               
   

Eclipse Keplerを日本語化したら起動しない(Mac OS X)

昨日、至極単純なワナに引っかかってしまったのでポスト。

まず、手っ取り早く解答がほしい方のために。

日本語化ファイルの中身、既存フォルダに「上書き」していませんか? Macでは「上書き」すると、既存のフォルダの中身が消えます。Windowsみたいに統合されません。

例を挙げます。
「フォルダ1」というフォルダに「ファイル1」が入っていて、同じ「フォルダ1」というフォルダが別の場所にあり、そのフォルダには「ファイル2」が入っていますよと。
Windowsの場合、別の場所にある「フォルダ1」を上書きして統合する場合、最終的にそのフォルダには「ファイル1」「ファイル2」の両方が入っていてくれます。ですが、Macの場合、同じことをすると、上書きしたほうのみ残る、この例で言うと、後者の「フォルダ1」を前者の「フォルダ1」のところにドラッグして統合する操作によって残るのは、なんと「ファイル2」のみなんです。なんだと!(笑)
僕は、このワナにハマって、eclipse英語版のインストール時に入っていたプラグイン類が全部消えていることに気づかず、起動でエラーが出てしまったわけです。ひょっとして、と思ってフォルダを見たら、pluginsのフォルダにわんさかあったはずのファイルは1つもなく、ただ日本語化ファイルのみが佇んでいました(笑)。

ここからは余談というか、経緯などを含めた全体像を一応書いておきます。
フロントエンドのJavaScript開発にeclipseを使っているプログラマーさんがいて、eclipseに触るのは久しぶりだなと思いつつ、会社のiMac(OS X 10.7 Lion)にeclipseをインストールしてみることにしました。以前触った環境はWindowsなのですが、当時もインストール&設定方法ちょっとややこしいなと思っていて、若干不吉な予感が頭をよぎりつつも、インストール方法を紹介しているサイトをいくつかはしごさせてもらい、やってみたわけです。

その過程でへぇ~っと思ったのは、Macでも不可視ファイルの表示・非表示を切り替えられること、ターミナルからFinderを再起動できること、管理者権限でのソフトのインストール方法、アプリケーションのファイルが実はパッケージで、その中に設定ファイルが入っている場合があること、などです。
僕はUNIX系には触ったことがない、素人くさい技術畑の人間なので、こういったことがわかるのは結構新鮮でした。そもそも、昔からMacは中を触らせない仕様になっている、という定説があったので、OS X以降のターミナルなど、UNIX的シェルでできることに無関心かつ無知だったのです。

インストール方法を紹介しているサイトを参考に、eclipseのインストールと起動に成功。英語版のまま、JavaScriptの開発環境を追加で入れたり、ちょっとソースを書いてみたりしてみました。ですが、やっぱり日本語のUIがいいなと思い、日本語化することに。これも手順を紹介したサイトがいくつもあって、それを見ながらインストール完了です。
しかし、起動しません。ターミナルからcleanでも。
ここで何度も手順を確認し、ゼロからやり直したりしましたが、起動しないという結果は変わらず。で、ターミナルに出た、「eclipse.iniの11行目にエラーあるで」発言、よく考えたら自分が日本語化のために追加した行は11行目よりもっと下のはずなんですね。そこで気づいたのです、冒頭のことに。「11行目ってことは、日本語化以前のファイルに問題があるってことじゃね?」「日本語化する前のファイル、どっかいじったかな」という具合に、原因を突き止めました。

おそらくこれはWindowsユーザーだからこそはまったことなんでしょうね。
そういう方、お気を付けください。

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