『碧の海~LONG SUMMER~』の住民反対運動 | やぎおインフォ  
   
               
   

『碧の海~LONG SUMMER~』の住民反対運動

NMB48の城 恵理子、奥菜恵、犬飼貴丈、徳山秀典主演の昼ドラ『碧の海~LONG SUMMER~』を観ています。
http://tokai-tv.com/aonoumi/

ほどよいチープさでほっこりする、リゾート的、現実逃避的な気持ちになりたいときに最適な、古きよき、昭和感を感じるドラマです。昼ドラってこうだよね、という安心感がありますね。
まだまだ序盤ですが、今のところ、この手の昼ドラはキャストの選び方が独特なのかも、と思っています。うぶでフレッシュな演技ができる若手キャストに、わかりやすく悪役演技ができるキャストを当てて、若手キャストの演技力のなさを見えにくくしているというか……。まあ、これから奥菜恵と徳山秀典が演じる大人編に変わっていくので、今後に期待です。

リゾート開発の住民反対運動はどの程度効果があるものなのか

ストーリー序盤では、小館舞(城 恵理子)の祖父、小館裕一郎(岩城滉一)が会長を、父の小館勲(板尾創路)が社長を務める小館興産が、沖縄にリゾート開発を進めていることが発覚。それに対して地元住民が反対運動をしている、という様子が描かれます。

それで、この住民運動というのが、実際どの程度効果のあるものなのかが気になって、軽く調べてみました。

というのも、リゾート開発に限らず、民間の開発や建築には都道府県の許可が必要ですし、都市計画や用途地域など、都道府県や市町村が「ここには○○な施設を建ててもよい」みたいな基準をつくっています。そのため、業者が行政のお墨付きをもらっていても、住民を懐柔する必要があるのかどうか、疑問に思ったのです。

いくつかの事例を調べて2つのことがわかりました。
ひとつは、やはり行政が許可をしている以上、住民運動は基本的に効果は薄いようです。さらに、妨害が行きすぎると逆に業者に対して損害賠償請求をされる危険性があるのだそうです。
もうひとつは、住民運動の目的が、業者からの金銭的な保証(いや、むしろ「たかり」ですね)であることも多い、ということです。

このドラマで描かれているのはまさに後者のたかり行為ですね。ですが、ドラマ内のように、小館勲が住民の一人を懐柔するために500万円を包んだというのは、さすがにやりすぎなのではないでしょうか。
住民運動の影響で着工が遅れたり、風評被害で営業妨害になったなら、それこそ業者が損害賠償請求で簡単に勝訴できそうです。あるいは、その住民の土地に立ち退きを要請しているということなら、とも思ったのですが、そういうシチュエーションは読み取れませんでした。
だいたい、その500万円の示談金を持ちかけられた住民は食堂のご主人です。無目的にリゾート開発を反対するよりも、リゾート客が食堂に流れるように、ビジネスを考えたほうが建設的だと思いました。

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